今週末、8/11(金)よりGraphpaper 2023 Autumn & Winter CollectionがGraphpaper Tokyo・Aoyama・NAGOYA・KYOTO・SENDAIを始め、全国取扱店にて本格的に立ち上がりを迎えます。
そこで、ディレクターである南 貴之の視点を通して、コレクションテーマへの経緯や今回発売するアイテムを中心にその製作秘話をご紹介いたします。
ー 今シーズンの秋冬のテーマは”Mountain View”。ー
南:「都会的なムードから、自然の色合いや景観から着想を得たコレクションを今回はやってもいいかなと思って。Graphpaperは【アウトドアブランド】ではないし、都市生活の機能を追加し、その上でGraphpaperの洋服としてアップデイトしていくかを根本的に考えて作ったコレクションだと思う。」
-Women's-
“Silicon Poplin Deep Slit Regular Collar Shirt”
“Silicon Poplin Two Tuck WidePants”
南:「これは自分でもシーズンを象徴するくらい上手くいった生地だなって思っていて。最初はレディース用の生地として製作したんだよね。これまで、それこそ飽きるくらいに色々な生地を触ってきたんだけど、この生地はとにかく肌触りと落ち感が良い。あまりにも上手くできたから、メンズのシャツにも落とし込んで、コレクションを象徴する主役にも差し色にもなるシャツを作りました。カラーにもこだわっていて、秋冬だから明るい色味ではなく、少しくすんだトーンの色味を表現しました。」
-MEN'S-
“Silicon Poplin Oversized Regular Color Shirt”
“Silicon Poplin Oversized Band Color Shirt”
シリコンを原料とする特殊樹脂でコーティングした反発感とハリ感を持たせた生地に、バイオ加工を施すことで、滑らかで柔らかい風合いを実現。シワにもなりにくく、シルクのような質感が特徴。
“Suede Mock Boots”
Size : 25, 26, 27,28
南:「これはオリジナルで木型から製作していて、今回のコレクションの中でも特に気に入っているアイテム。90年代から00年代くらいに流行して、自分も当時好きで履いていた、あのワークブーツとあのワークブーツの合体版です(笑)。グッドイヤーウェルト製法によりソールの張り替えができることと、Vibram社のアウトソール【4014】を採用して、当時のものより歩行性を高めて履きやすくアップデイトしています。合わせるのはデニムはもちろん、個人的には綺麗なスラックスで合わせてもかっこいいと思う。」
素材には、肌理の細かい良質な銀付き牛スエードを使用、縫製は職人の手により、縫い合わせ部分から水の侵入を防ぐために、かぶせるように一点一点手縫いで仕上げた。
柔らかい生地感で履き心地が良いのはもちろん、軽量で長時間の使用でも疲労度が少なく、スニーカーに近いような履き心地が可能に。
“PERTEX SHELD® Shell Jacket”
南:「これは、90年代後半ごろに見られたシェルジャケットを都会的且つモダンに作りたくて、パターンからオリジナルで製作し、オーバーサイズで表現しました。当時使われていた素材は非常に硬く、ワードローブに入っていても結局着なくなること多くて。そんな経験から、しなやかで軽いPERTEX SHEILD®を使って、防水性に加えて着心地や透湿性などの実用的な機能面でもしっかりアップデートを図りました。当時のムードを踏襲した配色は取り入れつつ、Graphpaperらしい落ち着いたトーンにまとめました。」
英国生まれのPERTEX®は、極薄軽量かつ強敵なナイロン素材。
同シリーズの中でも特に防水性に特化したPERTEX SHIELDを採用したシェルジャケットは、夕方の山や湖の景色のインスピレーションにした今シーズンのコレクションカラーをコンビネーションで表現した一着です
これまでのシーズンとは視点を変え、新たなアプローチで製作した今シーズン。
Graphpaperのフィルターを通して表現した「都市生活における機能服」をぜひ店頭にてご覧ください。
皆様のご来店をお待ちしております。
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Graphpaper 2023 Autumn & Winter Collection “LOOK”
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